南カリフォルニア、サンディエゴに3年間居住。'07年3月末に日本に帰国。スパムが多いのでこちらのコメント欄は閉鎖しました。新ブログ(http://mogusuya.exblog.jp/)にてお待ちしておりまーす♪
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りるーの帰国の記録 1---フライト準備編
2007年 04月 14日
りるーさんにマイクロチップを入れてもらって、狂犬病のワクチンを2回打って、その抗体価を調べて、その後、アメリカで180日以上待機、、、って、ところまでの話は今まで何度か書いたので、今回はその続きの話を。
いうまでもなく、以下の話はうちの場合ですから、各々の事情、個体差、個人差で最良の手段は違ってくるとは思いまーす。少しでも参考になるといいなと思って、細かく書こうと思ってますが、そこんとこ、よろしくお願いしますねー。 1. 飛行機のチケット 帰国日が決まりましたら、まず、飛行機のチケットを取りました。 Bさんの会社は全日空が指定の航空会社なんですが、日系の航空会社は最近、原則、動物の客室内の持ち込みは出来なくなりました。客室内持込用の小さいキャリーに入ると大暴れするりるーさんなので、ま、いいか、と、全日空にとりあえず予約は入れたものの(=猫は荷物扱いになる)。 りるーちゃんには、このまま、荷物室で大きなキャリー内で寛いでもらった方がいいのか、それとも、自分たちの目の届く客室内に一緒に入れて、狭いキャリーケースに10時間以上も入ってもらった方がいいのか。毎日、毎日、そのことばかり気になって、考えるようになってしまったので、、、獣医のミラちんに相談しましたです。 こんなかわいい顔して(=猫ばか)、口、開けて寝てますけどね。うちの猫、動物病院のカルテに『will bite(噛みます)』ってシール貼られてるんですよ。我々には甘噛み以上はしたことがないんだけど。。。神経質でパニックしやすい猫だから、目の届かない場所に置かない方がいい。トランキライザー(鎮静剤)を飲ませろ、と、ミラちんに強く言われましてね。飼主が薬が嫌だとか言ってる場合じゃないと思い直し、客室内持込を前提にフライトをもう一度探すことにしました。 で、その過程で思ったのは、、、日本の検疫のルールだけでなく、飛行機での動物の移動自体も我々がアメリカに移動した3年前と比べて、結構、条件が厳しくなってるなあ、ということ。私が知ってるのはアメリカ関連のことだけですが、前回と比べて、動物を客室内に入れてくれる航空会社は明らかに、それもかなり減りましたねえ。 理由はいくつかあるようですね。日本の航空会社等が言うところの、他の乗客の方へのアレルギー対策。あと、これはビジネスクラスの話ですが、昨今のビジネスクラスはシートが180度近く倒れる仕様のものが多く、そうすると座面の下に機械を入れるのでしょうか、下に全く隙間がないので、物理的にキャリーケースを置くところがない、という話も聞きました。 我々は会社の規定でビジネスクラスに乗ることになっていたので、日本から来る時も乗ったNWがロス便のみ動物の客室内持込OKと言われ、ラッキー、と思ったものの。 Bの会社経由で正式に予約を入れる段階で、会社が使ってる旅行代理店の方から、『キャリーバッグの中で立ってスムーズに向きを変えられる大きさの動物以外は、動物愛護の観点から、客室持込の予約を受けないとNWが言ってる』と言われ。来る時もNWのビジネスだったし、バッグはシートの下に(押し込めば)入る大きさで規定にも(ほぼ)合ってるはずだから、そんなことはありえない、と反論したのですが、だったら自分でNWと交渉して下さいと言われてしまったのでした。 で、NWの予約係に電話をしたのですが、その時に電話に出た係の方が言うには、バッグのサイズは(ソフトバッグの場合)問題ではない、と。ビジネスクラスのシートの下は8インチ(約20cm)だから、それ以上の高さの動物は受け入れられない、と、こうなのです。で、彼女が言うには、エコノミーだとその高さは10インチ(約25cm)までOKだから、ましだと。 りるーさんはでかい猫ですから、20cmなんて、絶対無理。正直25cmも危ういけど、客室内に持ち込むにはここで押し切るしかない。Bの会社に了解を得、エコノミークラスに変更するつもりで、次の日、NWに電話をかけ直しました。 が、、、結論から言うと、ビジネスで我々、帰りました。正直、どうしてもビジネスで帰りたかったので、本当にほっとした。 というのも、人間はどこに乗ろうがどうでも良かったんですが、我々にとって大事だったのは、ビジネスとエコノミーのトイレの数の違いだったのね。エコノミーだとよくトイレの前で待ってる人を見るけど、ビジネスだとトイレ一つあたりの乗客がかなり少ないから、待ってる人なんてほとんどいない、というのが、アメリカに来るときの飛行機での発見だったわけで。薬を6-8時間ごとに飲ませろと言われていたので、りるーちゃんをトイレでバッグから出したいと思っていたし、あわよくば、またお篭りすることができるといいなあと思ってましたから。。。 なぜ、ビジネスに乗れたかというと、続きはこうなんです。 二回目に電話した時に出たNWの係の方に一回目の電話の顛末を話して、エコノミーを取りたいというと、それはおかしい、と。バッグがNWの規定サイズに合ってる以上(ちょっと大きいんだけど(笑)、ソフトバッグで座席下に突っ込めるといったら問題ないと彼女は言った)、飛行機会社は乗せるべきだと。 で、話が1回目とあまりに違ってうますぎるので、本当に大丈夫か、どたんばでロスの空港のカウンターで搭乗拒否されたら立ち直れない、と、しつこく聞いたら、エライ人に確認してくると言って、しばらく電話口で待たされまして。 戻ってきた彼女が言うには、全然、問題ない、と。あなたの猫はあなたの家族なのだから、客室内に持ち込める方がいいに決まってる、良かったわね、と。。。正直、感激しました。きっと、何らかのルールはあるんだと思うんだけど、ああ、 感激してばかりもいられないので、この方の名前を控えたのは当然ですが、不安だったので、何度かNWに電話して、同じ条件を説明して、あと二人(笑)、違う係りの方にOKと言ってもらい、毎度、係の人の名前も書き留めました。その時に、席も確認して、トイレに近い&人通りの少なめな場所に(最初はバーカウンターの横だったので)変えてもらったりもしました。 今回、我々が振り回された動物愛護の観点からのルール、イギリス方面はおかげで全便、客室内持込は禁止されちゃったんですよね、確か。わかるけど、きっと、このルール、存在するんだろうけど、今後もこれ以上、厳格に適用されないで欲しいなぁと思ったものでした。 2. トランキライザー(鎮静剤) 賛否両論ありますが、うちはこれ無しではとても帰って来れなかったです。。。ホリスティック系のものや、バッチレメディ系も試したけど、りるーさんには全然効かなくてねえ。 我が家の場合は日本から来る時にアセプロマジンを1回だけ飲ませて、効果がある程度はあること、薬から覚めた後も何の問題もなかったこと、がわかってましたので、使いやすかったというのもありますが。。。 猫によっては、ごくまれに、逆にハイになってしまうケースもあるそうで。今、通販でもいろいろ買えますけども、これこそ、ほんとーに個体差があるでしょうから、お医者さんにきちんと相談しつつ、飛行機に乗せる前にも一度試した方がいいとは思いますですよ。 ご参考までにうちが本番で使ったのはアセプロマジン Acepromazine(写真中央)。アメリカだと動物病院で簡単に処方してくれますが、通販でも買えるようです。 気休めと思いつつ、いろいろと(他にもまだ買った)投資してしまいました。。。^^;
by koru2005
| 2007-04-14 08:40
| ◆りるーさん
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