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ロシアンブルー・りるーのサンディエゴ極楽生活、の続き
riruinsd.exblog.jp

南カリフォルニア、サンディエゴに3年間居住。'07年3月末に日本に帰国。スパムが多いのでこちらのコメント欄は閉鎖しました。新ブログ(http://mogusuya.exblog.jp/)にてお待ちしておりまーす♪

by koru2005
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りるーの帰国の記録 3---移動日当日編
長い一日でございました。。。


1. 搭乗まで

成田行きの飛行機が出てるサンディエゴから一番近い空港はロサンゼルスなんですが、そこまで、宿泊してたホテルからは車で約2時間。渋滞時には平気で3時間以上かかることもありますので、当日午後1時頃のフライトのために、11時到着を目指して、朝7時過ぎにホテルを出ました。

トランキライザーはまずは朝のご飯に混ぜて。いつもより少ない量のウエットフードに粉状にしたものを混ぜ込みまして、ごまかすために好きなふりかけもかけたりして。きちんと食べてくれたのでほっとしました。

で、割とすぐによろけ始めたりるーさんですが、捕まえようとすると逃げるんだなー、これが。何度もベッドの下に入られて、ベッドのマットまではがしたりして(汗)。最後はバスルームに追い込み、いつもの投網方式でなんとか捕獲しましたが、バッグにやっと入れたときには友人の運転する迎えの車が来る時間となっておりました。

で、ひたすらフリーウェイを北上。

そして、道が空いてたんで、9時過ぎには空港に到着^^;。おかげで、カウンター前に行列はありましたが、心穏やかに、ゆーっくり、搭乗手続きができましたとも(ヤケ)。

りるーちゃんに関して、NWのカウンター係が我々に訊いたのは、お金はもう払ったの?、って、それだけ(ちなみに彼の輸送費は220ドル)。キャリーバッグなんて見もしませんでしたね、さすが、NWさん、のんびりしています^^(これで、とにかくは客室内に持ち込めますから、内心、万歳しました。ははは)。

が、問題はその後に。

そうじゃ、セキュリティゲートじゃ。ご存知のように9/11のあと、アメリカの空港は上着から靴、ベルトまで、取って、X線のゲートをくぐるんですが、猫もバッグから出せと言われましてね。別室に、と、私は思ったんですが、大丈夫だとBが言うので、彼がりるーちゃんを抱っこして、衆人環視?の中、ゲートをくぐりましたよ。。。

アメリカ人、元気だからさ。おー、キティ! ママ、キティだよ!とか、子供たちが絶叫するしさぁ(苦笑)。りるおは顔が完全に引きつってまして、、、自らキャリーバッグに飛び込んで戻りました(生まれて初めて自主的にこのバッグに入った^^;)。アメリカから帰国される方、現時点では絶対に出せと言われるようですよ(別室は交渉次第でありだと思うけど)。ハーネスの支度はしといても損はないと思います。


2. 機内にて

離陸前の段階で、薬を飲ませて6時間以上経ってましたから、空港待合室近くの空いてた授乳室を一瞬借りて(アメリカの普通のトイレには密室がないの)、りるおに薬を飲ませ、我ら2人と1匹は機上の人(猫)となりました。

席は予約した通り、日本から来たときと同じ2階の席。22席にトイレが2つあるのですが、あえて月曜日のフライトを選んだので、空席もありましてね。やった、これなら、また、トイレに安心して篭れる、と、思ったものでした(笑)。

機上のりるおはねえ、薬が効いてたから、日本から来た時みたいには大暴れはしないんだけど、やっぱり、落ち着かないようでごそごそは動くんですよね。。。ずーっとは寝てくれなくて(泣)。

キャリーバッグは離陸&着陸時以外は膝の上に置いてましたから、りるおが動くたびに、冷汗をかくワタクシ(苦笑)。自分でいうのもなんですが、わたしって、あんまり緊張しないんですよ。試験も大人数へのプレゼンもあがったことないぜ、みたいな。

が、今回のフライトは本当に疲れた。普段、全然、汗かかない人なのに、手にじっとり、汗かいちゃうの。りるーちゃんがなんかいうたびに、胃がキューっと。りるおの飛行機での移動は、本猫もそうでしょうが、私のトラウマにもなっていたようですね。食欲なんてあるわけもなく、機内食もほとんど食べられなかった。念のために持っていたレスキューレメディを、自分がなめて、ゼイゼイ言ってしまうという情けなさでした^^;

あまりに私がびびってるので、りるーちゃんのためにも良くないと、途中からはBがバッグを抱えてました。彼がバッグの中に入れた腕にしがみついて、りるおは眠ったりもしたようです。薬のせいで加減が出来にくかったらしい。成田に着いたときは、Bの腕はりるおの引っかき傷だらけで無残な状態になってました。。。
りるーの帰国の記録 3---移動日当日編_d0056879_152017.jpg


トイレにはね、今回もこもりましたよ。Bと交代で合計だと前回よりも長くいたかも。まずはスチュワーデスさんの顔色を伺いましてね、彼女達と仲良くなりたいな♪、とヘラヘラ笑いかけたりして(笑)。で、2人、2階席にはスチュワーデスさんがいたんだけど、どちらも動物に好意的だと見極めがついた時点で、Go!しました(爆)。最初は薬を飲ませるからとイイワケして。

トイレでは便器の蓋を閉めて、りるーちゃんをずっと抱っこしてました。不安になると、この猫は抱っこしてもらいたがるというスイートな性格なので、今回もしがみついてきました。退屈だったけど(笑)、機内のトイレお篭りは前回経験済みで勝手がわかっていたので?、気楽に、結構、気がすむまで座っていましたね。

今回、特にラッキーだったのは、片方のスチュワーデスさんが動物が大好きなようで(彼女も犬と猫を飼ってる)、我々が猫を連れてるとわかると、猫の名前は何? あなたのスイーティー(かわいい子)は大丈夫? 薬は大丈夫? ちゃんと効いてる?、等々、何度も訊いてくれて、気にしてくれて。周りの乗客の方も我々が猫を連れて、トイレに出入りしてるのはわかってたと思いますが、機内でバッグを抱えて歩いてると、目が合うとにっこりしてくれて。。。不快そうな人がいなくて、良かったですワ。

しっかし、成田に着陸したときは嬉しかったねえ。。。この猫をもう飛行機に乗せないでいいんだと思うと、本当にほっとしましたです。


3. 成田にて

検疫は超簡単でした。

りるおのトイレまで持ち帰りましたので、荷物が多くて、検疫所に至る狭い廊下をカートを押すのが(Bが)たいへんでしたが、書類自体は我々が行ったときには私たちが前もってメールで送ったデータがプリントアウトされて並べられてるような状態でして。

検疫所では、お帰りなさい、と言っていただき、マイクロチップをスキャン。係りの方が既に作ってくださっていた輸入検疫書類(もう一回海外に行く時に必要になる場合もあります)のチェックを私がして終了。

こうして、りるーちゃんは日本の猫となりました~。


4. 自宅まで

自宅の近所に住む叔母夫婦と友人夫婦が車で迎えに来てくれたので、大量の荷物を積んで、一路我が家まで~、と、言いたいところですが、実は、自宅近くのかかりつけだった獣医に寄って帰りました。

というのも、りるーさんが爪をはがしちゃったの(涙)。

薬が効いてて、バッグのメッシュに爪をひっかけたときに痛みがわからず、そのまま、引っ張ってはいだらしい。ううう。本猫はけろっとしてましたが、念のために消毒してもらって、抗生剤をもらって、帰ってきました。


家に帰り着いた時は日本時間の午後8時。アメリカのホテルを出て、21時間が経過。

りるおはよく頑張りましたっ!


***


りるーの帰国の記録 3---移動日当日編_d0056879_15192818.jpg以上、りるーちゃんの帰国のお話は終わり。読んでいただきありがとうございました。

どなたかの参考になるといいのですが。


なお、爪はもう生えましたし、本猫はいたって(爪を剥がしたその日からずっと^^;)元気でございます。

猫の爪って、人とは感覚が違うのねえ。が、それ以来、爪をはがした左前脚の爪だけは切らしてくれないりるーさん。いまや、魔女のようです。。。

さて、どうしたもんだか。
# by koru2005 | 2007-04-16 13:31 | ◆りるーさん
りるーの帰国の記録 2---検疫書類編
1年以上もかけて、りるーちゃんの輸入(に、書類上はなるんだよー)の準備をしてきた我々、最後の1週間、その総仕上げということで、獣医での健康診断~国(アメリカ)の公的機関の裏書入手~成田の動物検疫所に最終確認、等々にジタバタした記録をば。

1. 獣医での出発前の健康診断と書類の記入
りるーの帰国の記録 2---検疫書類編_d0056879_2132583.jpg
投網代わりに使ったシーツの上で不貞腐れる(笑)@病院の待合室。


日本の動物検疫所によると、できたら出発の2日以内に獣医の最終の健康診断(狂犬病じゃないよ、ということで)を受けろということですが、そんな日程で病院に行くと、うちのようにUSDA(アメリカの公的機関:農林水産省みたいなの)の事務所から離れた場所に住んでいた場合、その後、USDAに行く時間がほぼありませんから、我が家は出発の6日前に病院の予約を入れました。

本当はもっと早い時期に病院に行くと、出発直前にばたばたしなくてすむと思ったのですが、妙に検疫関係の情報に詳しい日通の営業さんによると(ほんと、詳しいです。聞くといろいろ教えてくれます(笑))、出発1週間以上前の健康診断結果だと、USDAが裏書をしてくれないという話でしたので、こういう日程としました。
りるーの帰国の記録 2---検疫書類編_d0056879_21323644.jpg
右のイケメンがりるーちゃんの主治医のミラちんだよ~^^

あの抗体検査結果の記入間違い以来、彼は妙に神妙で、今度は間違えないように、間違えないように、と非常に気にしてる様子が気の毒でした^^; 

が、最後まで、他になにかなかったっけ? 大丈夫かな、と、一生懸命、機内での注意事項とかも考えてくれてね。とてもいい獣医さんだったと思いまーす。3年間お世話になりましたわん。毎度、いい目の保養だったし(爆)。


2. USDA-APHIS-VS (アメリカの農林水産省の動物検疫関係のオフィス)の裏書き入手

日本の検疫所の説明書きを読みながら、裏書(エンドースメント endorsement)、って、なんだろう、って、ぼーっと思ってたんですが、やってみてわかったのは、要は上の1.の書類を作ってくれた獣医が本物だ、と、USDAの認定のきちんとした獣医(が作った書類)だから、この書類は大丈夫だよ、と役所がスタンプを押すことだったのですね(あ、知ってました?(汗))。

だーから、検疫関係の書類を書いてもらう獣医は、アメリカの場合、USDAに認定されたお医者さんじゃないと駄目なんですって。で、話を聞いたところ、獣医なら全員がそうだというわけでもないらしい。確認してない方、かかりつけのお医者さん本人に(テクニシャンは知らないことが多い)、『あなた、USDA certified doctor?』って、聞いた方がいいですよ。違ってたら、別の医者、探さなきゃ、ですからね。

で、USDAはお役所ですから、必要なものとお金(手数料)を持って行きさえすれば、ちゃっちゃ、と判子くれます。以下に南カリフォルニアのUSDAのオフィスでの必要なもの等、書いときます。アメリカの中でも各オフィスによって、条件は多少違うかも、だから、行く前にご自分のエリアのオフィスに問い合わせた方がいいとは思いまーす(アメリカ各地のUSDAの獣医のオフィスのリスト:http://www.aphis.usda.gov/NCIE/portvet.html)。

*南カリフォルニアエリアのUSDA担当オフィス:

USDA-APHIS-VS
11850 S. La Cienega Blvd
Hawthorne, CA 90250
(310) 725-1970 Office

営業時間: 月曜から金曜 7:30-15:30 予約不可

持って行くもの:
・ Form A、C、ワクチンの証明書(必ず二回分)、抗体検査証明書
・ 手数料 76ドル(現金不可!。もしかして一匹分かもねー、頭数を訊かれたから(@@))

前もって電話すると、親切にいろいろ教えてくれます。条件は変わるかもしれませんし、ガイジンに慣れてる感じだったから(^^)、行く前に電話した方が安心だと思いまーす。

りるーの帰国の記録 2---検疫書類編_d0056879_9541545.jpg
こういうふうに、バシバシとエンボスのスタンプを押してくれます。動物病院の作成の書類(例:ワクチンの接種証明書(右))には、『この書類を作った獣医はちゃんとしたUSDAの認定獣医ですよ』という文言の入ったスタンプも押してくれます。成田の動物検疫所に確認した際には、押してくれるものには全部押してもらえ、と言われたので(笑)、忘れ物のないようにぜーんぶ、原紙を持っていきませふ。


3. 日本の動物検疫所に最終確認

ご存知の通り、帰国の40日前までには、帰るぞー、という届出を入国場所の動物検疫所にしなければならないわけですが、帰国が近くなったら、本当に帰りますから、という確認も入れるわけですね。

で、その時についでにセットで、USDA等の役所に行くに、全部の書類を日本の検疫所に送っておくと、きっちり内容をチェックしてくれますです(成田の検疫所にもそうしろ、と勧められました)。

帰国直前のバタバタしてる時期に、USDAに行ったに間違いを見つけたら、立ち直れないっすから(アサイチを勧められたので、5時起きで行ったら、渋滞もあって、USDAまで、片道、車で3時間以上かかった(泣))。FAXか、メールに画像を添付するなどして、日本の検疫所に内容見てもらっておくと、日本の空港で衝撃を受ける、なんてこともないし、帰国時の手続きも超速いです。

ちなみに、成田の係官の方によると、間違いで一番多いのは、マイクロチップのナンバーだそう。よくあるのは一番最初のナンバーが0だった場合、省略して書いちゃうこと。スキャナーに出るとおりの数字が書かれてないと、NGだそうですから、気をつけて下さいと言われました~。
# by koru2005 | 2007-04-16 11:29 | ◆りるーさん
りるーの帰国の記録 1---フライト準備編
りるーさんにマイクロチップを入れてもらって、狂犬病のワクチンを2回打って、その抗体価を調べて、その後、アメリカで180日以上待機、、、って、ところまでの話は今まで何度か書いたので、今回はその続きの話を。

いうまでもなく、以下の話はうちの場合ですから、各々の事情、個体差、個人差で最良の手段は違ってくるとは思いまーす。少しでも参考になるといいなと思って、細かく書こうと思ってますが、そこんとこ、よろしくお願いしますねー。


1. 飛行機のチケット

帰国日が決まりましたら、まず、飛行機のチケットを取りました。

Bさんの会社は全日空が指定の航空会社なんですが、日系の航空会社は最近、原則、動物の客室内の持ち込みは出来なくなりました。客室内持込用の小さいキャリーに入ると大暴れするりるーさんなので、ま、いいか、と、全日空にとりあえず予約は入れたものの(=猫は荷物扱いになる)。

りるーちゃんには、このまま、荷物室で大きなキャリー内で寛いでもらった方がいいのか、それとも、自分たちの目の届く客室内に一緒に入れて、狭いキャリーケースに10時間以上も入ってもらった方がいいのか。毎日、毎日、そのことばかり気になって、考えるようになってしまったので、、、獣医のミラちんに相談しましたです。
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閉所恐怖症の猫、ただいま、仰向けにて昼寝中(^^)。トランクルームから出てきたばっかのソファの皺は不問に(笑)。


こんなかわいい顔して(=猫ばか)、口、開けて寝てますけどね。うちの猫、動物病院のカルテに『will bite(噛みます)』ってシール貼られてるんですよ。我々には甘噛み以上はしたことがないんだけど。。。神経質でパニックしやすい猫だから、目の届かない場所に置かない方がいい。トランキライザー(鎮静剤)を飲ませろ、と、ミラちんに強く言われましてね。飼主が薬が嫌だとか言ってる場合じゃないと思い直し、客室内持込を前提にフライトをもう一度探すことにしました。

で、その過程で思ったのは、、、日本の検疫のルールだけでなく、飛行機での動物の移動自体も我々がアメリカに移動した3年前と比べて、結構、条件が厳しくなってるなあ、ということ。私が知ってるのはアメリカ関連のことだけですが、前回と比べて、動物を客室内に入れてくれる航空会社は明らかに、それもかなり減りましたねえ。

理由はいくつかあるようですね。日本の航空会社等が言うところの、他の乗客の方へのアレルギー対策。あと、これはビジネスクラスの話ですが、昨今のビジネスクラスはシートが180度近く倒れる仕様のものが多く、そうすると座面の下に機械を入れるのでしょうか、下に全く隙間がないので、物理的にキャリーケースを置くところがない、という話も聞きました。

我々は会社の規定でビジネスクラスに乗ることになっていたので、日本から来る時も乗ったNWがロス便のみ動物の客室内持込OKと言われ、ラッキー、と思ったものの。

Bの会社経由で正式に予約を入れる段階で、会社が使ってる旅行代理店の方から、『キャリーバッグの中で立ってスムーズに向きを変えられる大きさの動物以外は、動物愛護の観点から、客室持込の予約を受けないとNWが言ってる』と言われ。来る時もNWのビジネスだったし、バッグはシートの下に(押し込めば)入る大きさで規定にも(ほぼ)合ってるはずだから、そんなことはありえない、と反論したのですが、だったら自分でNWと交渉して下さいと言われてしまったのでした。

で、NWの予約係に電話をしたのですが、その時に電話に出た係の方が言うには、バッグのサイズは(ソフトバッグの場合)問題ではない、と。ビジネスクラスのシートの下は8インチ(約20cm)だから、それ以上の高さの動物は受け入れられない、と、こうなのです。で、彼女が言うには、エコノミーだとその高さは10インチ(約25cm)までOKだから、ましだと。

りるーさんはでかい猫ですから、20cmなんて、絶対無理。正直25cmも危ういけど、客室内に持ち込むにはここで押し切るしかない。Bの会社に了解を得、エコノミークラスに変更するつもりで、次の日、NWに電話をかけ直しました。

が、、、結論から言うと、ビジネスで我々、帰りました。正直、どうしてもビジネスで帰りたかったので、本当にほっとした。

というのも、人間はどこに乗ろうがどうでも良かったんですが、我々にとって大事だったのは、ビジネスとエコノミーのトイレの数の違いだったのね。エコノミーだとよくトイレの前で待ってる人を見るけど、ビジネスだとトイレ一つあたりの乗客がかなり少ないから、待ってる人なんてほとんどいない、というのが、アメリカに来るときの飛行機での発見だったわけで。薬を6-8時間ごとに飲ませろと言われていたので、りるーちゃんをトイレでバッグから出したいと思っていたし、あわよくば、またお篭りすることができるといいなあと思ってましたから。。。


なぜ、ビジネスに乗れたかというと、続きはこうなんです。

二回目に電話した時に出たNWの係の方に一回目の電話の顛末を話して、エコノミーを取りたいというと、それはおかしい、と。バッグがNWの規定サイズに合ってる以上(ちょっと大きいんだけど(笑)、ソフトバッグで座席下に突っ込めるといったら問題ないと彼女は言った)、飛行機会社は乗せるべきだと。

で、話が1回目とあまりに違ってうますぎるので、本当に大丈夫か、どたんばでロスの空港のカウンターで搭乗拒否されたら立ち直れない、と、しつこく聞いたら、エライ人に確認してくると言って、しばらく電話口で待たされまして。

戻ってきた彼女が言うには、全然、問題ない、と。あなたの猫はあなたの家族なのだから、客室内に持ち込める方がいいに決まってる、良かったわね、と。。。正直、感激しました。きっと、何らかのルールはあるんだと思うんだけど、ああ、良くも悪くも融通がきくアメリカだ。この人もきっと動物を飼ってるんだと思ったものでした。

感激してばかりもいられないので、この方の名前を控えたのは当然ですが、不安だったので、何度かNWに電話して、同じ条件を説明して、あと二人(笑)、違う係りの方にOKと言ってもらい、毎度、係の人の名前も書き留めました。その時に、席も確認して、トイレに近い&人通りの少なめな場所に(最初はバーカウンターの横だったので)変えてもらったりもしました。

今回、我々が振り回された動物愛護の観点からのルール、イギリス方面はおかげで全便、客室内持込は禁止されちゃったんですよね、確か。わかるけど、きっと、このルール、存在するんだろうけど、今後もこれ以上、厳格に適用されないで欲しいなぁと思ったものでした。


2. トランキライザー(鎮静剤)

賛否両論ありますが、うちはこれ無しではとても帰って来れなかったです。。。ホリスティック系のものや、バッチレメディ系も試したけど、りるーさんには全然効かなくてねえ。

我が家の場合は日本から来る時にアセプロマジンを1回だけ飲ませて、効果がある程度はあること、薬から覚めた後も何の問題もなかったこと、がわかってましたので、使いやすかったというのもありますが。。。

猫によっては、ごくまれに、逆にハイになってしまうケースもあるそうで。今、通販でもいろいろ買えますけども、これこそ、ほんとーに個体差があるでしょうから、お医者さんにきちんと相談しつつ、飛行機に乗せる前にも一度試した方がいいとは思いますですよ。

ご参考までにうちが本番で使ったのはアセプロマジン Acepromazine(写真中央)。アメリカだと動物病院で簡単に処方してくれますが、通販でも買えるようです。
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ちなみに、左はホリスティック系の獣医がアセプロマジンの代わりによく使うというTranquility Blend(製造元に問い合わせたところ、アセプロマジンとは併用しないように、とのこと!)。右はおなじみのレスキューレメディです。

気休めと思いつつ、いろいろと(他にもまだ買った)投資してしまいました。。。^^;
# by koru2005 | 2007-04-14 08:40 | ◆りるーさん
帰ってまいりました
というか、数日前、ネットがやっとつながりました。

国内に住所のなかった我々、ADSLもケーブルもなんやかやで意外と時間がかかることが判明し、だったら、速い方が、と光に決定。待つこと、約2週間。。。

SDで出国間際にいたホテルもネットが不安定でしたので、約3週間ぶりに世間とのつながりが出来ました。その間、いろんな方から生きてるかとメールをいただいていたようです、ありがたや。。。


我々は元気ですよー^^。
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↑初ケータイ写真の内の一枚。3メガのを買ったけど、やっぱ、曇天の室内は駄目だねー^^;

りるーちゃんも元気、元気。成田には親戚や友人がにぎやかに迎えに来てくれたので、トイレにいけるかなーと思ってましたが、初日から絶好調。今もマンションの下の階の人から苦情が来たらどうしようと思うくらい元気です。引越慣れしたせいもあるんでしょうが、どうも、このマンション、覚えてたようですね。


人間の方は、、、風邪を少しひきました(治りました)。日本は、、、寒い(笑)。サンディエゴの朝晩は寒いと思っていましたが、比較にならないくらい今の時期の日本は寒うございました(苦笑)。が、食べ物がとても美味しくて、日々、幸せ♥。日本の食品は高くて小さいけど(おほほ)繊細で清潔で美しい(しみじみ)。スーパーが楽しくて困ります。

3年ぶりの桜も私を幸せにしてくれました。うちの近所にもたくさん咲いていますが、一番、ゴージャスだったのは、友人が夕ご飯の後に周ってくれた鎌倉の鶴岡八幡宮の参道の夜桜。霧雨の中で見たからかもしれない。提灯に照らされた満開の桜の帯は幻想的なほど美しく、日本の春はいいなぁ、美しいなぁ、と、湿気のある自然の良さを久しぶりに満喫しましたです。

現実に立ち戻りますと、船便の1便85箱もネットの着いた日に着きまして、家の中は身体を斜めにして歩いてる有様。さらに船便の2便もじきに来る予定で、狭いマンションの本棚に入りきれない本が夢に出てきそうなんですけどね^^;


帰ってまいりました_d0056879_10211135.jpg
帰国した晩、時差ぼけのりるおに2時に起こされ、そのまま、眠れず、朝5時に撮った海だす。

今まで海に落ちる太陽を毎日見てましたので(SDの海は西にあるのです)、朝焼けを見て、うちに帰ってきたなぁ、と思ったものでした。

そんなわけで、日本の海辺もまったくもって悪くないということで。今度は湘南極楽生活を目指して、のんびりやっていきたいと思います。ブログも取りあえずしばらくはここで続けることにしましたので、皆様、また、どうぞ、よろしくです^^。

***

メールやコメントのお返事が激しく遅れてまして、申し訳ございません。やっと、ネットがつながりましたので、出来るだけ早くお返事したいのですが、昨秋にやった腱鞘炎が引越でちょっとぶり返してまして、PCを長時間するのがつらいのです、ううう。

すみませんが、もう少々お待ちを。。。m(_ _)m
# by koru2005 | 2007-04-13 10:21 | ◆日々の暮らし
<緊急> ペットフードのリコールについて
書き納めたつもりでしたが、気になりましたので。。。

***

ニュースになっているのでご存知の方も多いと思いますが、去年の12月から今年の3月の頭にかけて、米国のいくつかの工場で製造されたペットフード(缶&パウチ)がリコールになっていますので、お知らせまで。

詳しくはこちらの方のブログをご参照ください(ちびにんさん、すみませーん。ありがとうございます)。

特にアメリカ在住の方、、、アメリカのほとんどの大手のペットフード会社の製品が一部リコールされています(すべての製品という訳ではありません)。お持ちの缶やパウチのブランドと製造時期をチェックしましょう。死亡例も報告されています。。。


*リコールされてる製品の一覧はこちら
# by koru2005 | 2007-03-20 01:16 | ◆りるーさん